トップ2025年6月号

地球環境大賞は、環境への企業努力が認められた結果

住宅供給会社として
未来のためにすべきこと

2025年4月7日、秋篠宮皇嗣同妃両殿下ご臨席のもと、当社は「第33回地球環境大賞(国土交通大臣賞)」を受賞しました。今回の受賞は、LCCM賃貸集合住宅の研究開発、販売促進への取り組みにより温室効果ガス排出削減に寄与している点が評価されたものです。
今回は、同賞受賞に向けて活動された技術開発部・商品開発部の皆さんに、LCCM 開発のスタートから今後のチャレンジについてのお話を伺いました。

大久保さん

技術開発部 次長
兼大東バイオエナジー 代表取締役社長
兼一戸フォレストパワー 代表取締役社長
兼一戸森林資源 代表取締役社長


27期4月名古屋支店工事担当として入社。設計課長を経て45期より技術開発部。現在はグループ全体の環境対応・脱炭素戦略・エネルギー戦略に携わる。ずっとやらなかったゴルフを最近とうとう始めた。
下平さん

商品開発部 次長

35期9月に商品開発部入社。入社以来、多くの商品開発を手掛ける。現在は意匠デザイングループ担当。LCCM住宅の開発のきっかけとなった環境経営PJは12年目。週末はオーケストラでヴィオラを弾く。
灰原さん

技術開発部 環境企画課 課長

50期3月に本社 環境企画課入社。社内外においてサステナビリティ関連や環境に良い取り組みを推進する役割を担うセクションのため、日々の業務を通じて持続可能な未来を築くために積極的に活動しています。趣味はゴルフ(ベストスコアはトップシークレット)。
茂﨑さん

技術開発部 環境企画課

38期・学卒24期設計職入社。大阪中央支店、尼崎支店、春日井支店勤務後、49期4月に技術開発部へ異動。J-クレジットや建築LCA算定、電力事業など環境取り組みに従事。趣味はお酒(ウイスキー)とランニング。

地球環境大賞受賞に向けて


茂﨑さん:
今回受賞した地球環境大賞〈国土交通大臣賞〉は、公共インフラや都市開発などを含めた広範な環境への取り組みが評価される賞です。受賞に向けて2022年から挑戦を続けていたのですが、LCCM賃貸住宅の実績数が不足していたため最終選考に残りながらも受賞を逃していました。3度目のチャレンジとなった今回は、社員の皆さんの努力のもと積み重ねた建築実績を示せたことが受賞につながりました。

灰原さん:
当社の環境への取り組みが公に評価され、広く社会に認知されることで、当社の高い技術力を示すとともに企業価値の向上にも貢献できると考えています。


当社がLCCM賃貸住宅に取り組むきっかけ


下平さん

LCCM住宅の開発は、環境経営PJのスピンアウト企画で、賃貸住宅でカーボンマイナスを目指してみようと、スタートしたのが始まりでした。環境評価の獲得には環境負荷の数値化が必須で、資材の量から調達先に至るまでのそれぞれのCO排出量を算出して…、これが本当に大変で(苦笑)。でも、進めていくうちに、「もう少しで本当にカーボンマイナス住宅を作れるのでは?」ということに気付いたんです。

大久保さん

試しに1棟作ってみようかという話になったのですが、商品開発から完工まで時間がかかりすぎてしまうため、既にいただいている契約をLCCMへアップグレードさせようと。もちろんお客様にご負担いただく訳にはいかないので、増額分は会社負担。当時の支店長や建築営業の皆さんの協力もあり、無事に契約を変更いただくことができました。その1棟が結果的に日本で最初のLCCM集合住宅となりました。

下平さん

当時世間では、集合住宅のLCCMはできる訳がないと考えられていたんです。集合住宅だと一戸あたりの太陽光パネルの面積が小さくなりますからね。でも、LCCM賃貸住宅を完成させてリリースすると、ニュースに取り上げられるなど世間の注目を集めることになりました。
そうこうしていると国土交通省から「一体どうやって実現しているのか」と聞きに来られ、補助金制度が作られることになったんです。そこでやっと商品化ができて、社内にも浸透していきましたね。

LCCM住宅とは?

建物の建築時、使用時、解体時のCO2 排出量の削減と、太陽光発電の創エネルギーによるCO2 排出の削減効果で、建物のライフサイクルにおけるCO2の収支をマイナスにする住宅。
当社は2022年10月に「NEWRISE LCCM」の名称で、国内で初めてLCCM商品の販売を開始した。


LCCMの普及、そしてその先へ…


下平さん
日本にはもったいない文化が根付いているので、「スクラップ&ビルド=悪」というイメージがありますが、LCCM住宅はその逆です。一定の年数を経た建物を作り変えることが、子世代・孫世代までの地球環境へ寄与・貢献につながるんです。

大久保さん
気候変動問題は、既に取り返しのつかないところまで進んでいます。現在問題になっているCO2も、もとをたどれば50年前の環境破壊が原因です。つまり、いま排出されるCO2が問題化するのは、今から50年後なんです。だからこそ、賃貸住宅の供給会社として、また、ひとりの父親として低炭素・脱炭素をもっともっと推進する必要がありますし、オーナー様のご負担を少しでも軽くできる仕組みとセットで検討していく必要があります。

技術開発部は、環境に対し「気候変動」「資源循環」「生物多様性」の3本柱で取り組んでいます。地球環境大賞の受賞をきっかけに、これからも地球環境に貢献できる企業として、他社には真似できない、当社だけの「第2のLCCM」なるものを開発していくことが、私たちの使命だと考えています。

秋篠宮皇嗣殿下、妃殿下とご歓談される竹内さん、技術開発部 加藤さん、大久保さん

1992年に「産業の発展と地球環境との共生」を目指して産業界を対象とする顕彰制度として、公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン、名誉総裁・秋篠宮皇嗣殿下)の特別協力を得て創設。地球温暖化防止や持続可能な社会の実現に寄与する技術・製品開発、環境保全活動・事業の促進に取り組み、成果を上げている企業・団体を表彰しており、大賞の他、経済産業大臣賞、日本経済団体連合会会長賞など10の賞を設けている。

\オウンドメディアリニューアル/

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