
※開幕前に撮影 Photo by IKUYA SASAKI
2025年4月13日から10月13日まで開催されている大阪・関西万博。
皆さんご存知の通り、当社も会場整備のサプライヤーとして協賛参加しており、CLTキャビン3棟とウッドデッキの観客席に使用される国産木材を提供しています。
当社ロゴも設置されているので、既に会場を訪れて記念撮影された方も沢山いらっしゃるかもしれません。
また、グループ会社の株式会社シマは、オーストラリア・カナダ・英国・アメリカの4か国のパビリオンと休憩所の施工に携わっており、当社グループと万博の接点は非常に大きいものがあります。
そこで、今月号では当社のコア事業「建築」の目線から、大阪・関西万博をレポートします。
外観デザインも展示の一部。循環を表現した日本館


まず、最初にご紹介するのは「日本館」。
テーマは「いのちと、いのちの、あいだに」で、円環状の構造体内では万博会場から集めたごみが新たないのちとなり、次世代へつながっていく過程を「いのちのリレー」として表現しています。
約560枚のCLTパネルが使用されていて、閉幕後にリユースされることを想定して設計されています。パビリオン自体も循環の一部になるんですね。
大阪・関西万博のテーマは
「いのち輝く未来社会のデザイン」
見る者に環境モラルを問いかける
ブルーオーシャン・ドーム
次にご紹介するのは「ブルーオーシャン・ドーム」。
テーマは「海の蘇生」で、海洋資源の持続的活用と海洋生態系の保護をテーマにした展示が行われています。
建築プロデューサーは建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞を受賞された坂 茂(ばん しげる)氏で、カーボンファイバーを主構造に紙管や竹の集成材をマテリアルとして使用、基礎部分はコンクリートではなく仮設用鉄骨を使用するなど、徹底的に産業廃棄物が発生しない設計に坂さんのこだわりを感じます。

新進気鋭の建築家が手掛けた
水蒸気の雲がつくる日陰のステージ
当社が資材提供しているポップアップステージは、夢洲駅を出てすぐの東ゲートを入って、木の大屋根リングを潜ったすぐの場所という絶好のロケーション。「雲」をモチーフにした白い半球状のオブジェが目を引くステージで、ウッドデッキとステージ横の控室・倉庫として3棟のキャビンを当社が提供しています。
こちらの設計は2022年に当社がグッドデザイン賞を受賞した可変性家具「HiNGE(ヒンジ)」をデザインしていただいた桐 圭佑(きり けいすけ)氏。
会場内に5か所あるポップアップステージの建築は、今後の活躍が期待される40歳以下の建築家から公募で選ばれ、当社の国産木材・CLT材のリサイクル性の高さを高評価いただいていた桐さんが応募にあたり当社にお声がけいただいたことがきっかけです。
万博閉幕後、CLTキャビンは西日本エリアの建設現場の現場管理事務所などへの活用、ウッドデッキはリサイクル・パーティクルボードへの活用を予定しています。









